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1カ月ほどしか味わえない 露地ものアスパラガス

1カ月ほどしか味わえない 露地ものアスパラガス

1年で1番おいしいアスパラガスの収穫時期

喜茂別町の特産品である露地もののアスパラガスは、収穫の時期を迎えています。露地ものは太陽の下で自然に育てる栽培方法で、特に5月でも霜が下りるような北海道でできるアスパラガスは旨味が違います。栽培方法は大変ですが、1年で1番美味しく、この時期の1カ月ほどしか味わえない羊蹄山麓の短い春の味覚です。

全国でアスパラガスの生産は北海道が最も多く、全国の生産量の約20%を占めています。栽培方法によって収穫時期が違うため、アスパラガスの旬は年に2回あります。中でも一番おいしいとされる露地ものが出回る時期は5月中旬から6月です。またビニールハウスで作るアスパラガスは4月下旬から5月中旬にかけて旬を迎えます。双方を比べると、露地ものがハウスものに比べて太陽の光をたっぷり浴びているので、おいしさがまったく違います。

喜茂別町のアスパラガス

今年町内では、約30戸の農家が合計11.5ヘクタールほどの作付けをしました。町伏見の前田昌明さんらの畑では5月13日ごろから収穫作業を始め、約2.5ヘクタールの畑でフレッシュな味わいのグリーンアスパラガスと、ほんのりとした甘さが広がるホワイトアスパラを収穫しました。ホワイトアスパラガスは太陽の光に当てないようシートをかぶせ、土の中でじっくり甘さを蓄えて収穫します。

前田さんのアスパラガスは伏見青果の直売所や地方へ順次、出荷しています。またこの収穫は6月下旬ごろまで続きます。現在、多い日には1日100キロ以上収穫できる日があるそうです。

source:北海道新聞

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