Now Reading
「北海道海底熟成プロジェクトIN余市」クラウドファンディングでプロジェクトスタート

「北海道海底熟成プロジェクトIN余市」クラウドファンディングでプロジェクトスタート

北海道海底熟成プロジェクト

「海の底に瓶ごとお酒を沈めると美味しくなる?」余市町海域の海底で酒類を熟成させる新たな試み「北海道海底熟成プロジェクトIN余市」が現在、クラウドファンディングを通じて進んでいます。

同プロジェクトは、海の力を借りて様々なモノを熟成する北海道初の専門会社である、「株式会社北海道海洋熟成」と、「余市郡漁業協同組合」とが共同で行っているもので、その名の通り余市町海域にお酒を沈め、一定期間熟成させたものを後日水揚げするという取り組みです。

プロジェクトの道のり

同プロジェクトの発起人である北海道海洋熟成の代表取締役、本間一慶(ほんまいっけい)さんは、札幌市ススキノにて「BAR一慶」のオーナーバーテンダーとしても活躍されています。

この取り組みは本間さんが10年以上前に、「沈没から100年以上経った沈没船からウィスキーやシャンパンなどが引き上げられた後、ダメージなく美味しかった」という話題を耳にしたことから始まったといいます。ご自身でも6年以上に渡って「海底熟成」の研究実験を繰り返し、コロナ禍の昨年2020年5月に「株式会社北海道海洋熟成」を設立させました。実験と検証を繰り返す中で、同じお酒も海域によって味が変わることや、科学的な見地からも変化が認められたということです。

今回のクラウドファンディングでは、支援者自身がお酒の種類を選んで海底熟成ができる権利に加え、余市産のナンバンエビ(甘エビ)または塩水キタムラサキウニをリターンとして選ぶことが可能です。

海底熟成開始日は2021年7月下旬予定、引き揚げは2022年7月下旬、酒類の発送は同年9月下旬頃を予定しています。なお、クラウドファンディングの締め切りは2021年5月27日となりますので、ご興味のある方はお早めにご確認をお願い致します。

Source:小樽経済新聞

コメントを残す

Leave a Reply

Your email address will not be published.

Enable Notifications OK No thanks