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旧寿原邸利活用 小樽のNPO、29日から一般公開

旧寿原邸利活用 小樽のNPO、29日から一般公開

2年目を迎える旧寿原邸のイベント

今年も大正元年(1912年)に建築された旧寿原邸でイベントが開催されます。小樽市から事業委託を受けたNPO法人小樽民家再生プロジェクトが運営し、4月29日に一般公開されます。イベントは10月までに計20回企画されており、初めての試みであるカフェスペースの設置も考えられています。

一般公開に先立ち25日には、冬囲いの撤去と大掃除が行われ、玄関前や庭に植えられた樹木の囲いを外し、和室や石蔵内のほこりを払いました。参加者は同NPOのメンバーや市民ボランティアら約20人です。4月29日から始まる一般公開は、10月10日までの土日祝日、午前10時30分~午後4時で入場料は無料です。

旧寿原邸と今年の計画

旧寿原邸は「小豆将軍」と呼ばれた雑穀商、高橋直治が建てた屋敷で昭和に入り、実業家・寿原外吉が自邸として改築。庭園や豪華な和洋室が特徴の木造2階建てで、外吉没後の1986年に市に寄贈されました。小樽市は昨年、空き家の古民家の再利用を促進する同NPOに旧寿原邸を活用する権利を委託、同 NPOは一般公開や剪定体験などのイベントを進めてきました。

昨年から始まり、2年目となる旧寿原邸でのイベントは20のイベントプログラムが用意され、写真家の講演(6月26日)や夏のジャズ交流会(7月24日)、階段手すり設置体験(9月4日)などが予定されています。邸内3カ所にはカフェスペースを新設され、解体が検討されている北海製缶小樽工場第3倉庫を紹介する仮設ミュージアムも6月に開設予定です。

source:北海道新聞

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