ご当地検定「おたる案内人」 高校生12人が合格
2021年4月18日

未来創造高12人、おたる案内人に
小樽未来創造高校で小樽の観光を学ぶ2年生12人が、小樽観光大学校が主催するご当地検定「おたる案内人」の2級に合格しました。2007年から始まる同検定で高校生が大量に合格するのは初めてで、地元の若者が今後、小樽に関心を持つきっかけになることが期待されています。
今回検定に臨んだ小樽未来創造高校の生徒は、流通マネジメント科と情報会計マネジメント科に通う生徒71人で、彼らは公式テキストブックを教科書に、半年かけて過去の問題をすべて解き、3月14日に試験を受けました。2級検定全体の合格者57人のうちで約2割が同校の生徒です。
おたる案内人制度とは
おたる案内人制度は、観光都市として全国的にも高い知名度を有している小樽の観光の本質を捉えた人材の育成を目指し、各地で既に実施されている「観光ガイド検定試験」の枠を超えて、「ひとづくり」はもとより、「まちづくり」や「地域を誇る文化の醸成」を組み込んだプログラムです。また小樽の歴史や文化などに対する幅広い知識を有した地域に誇りを抱く市民や産業人の育成を目指しています。検定はマイスター、1級、2級の難易度が異なる3区分です。
これまで検定の受験者は50代以上が多く、未成年の受験は珍しいものでしたが、小樽未来創造高校は生徒に検定を通して小樽について興味を持たせ、合格した生徒には地元のボランティアガイドに参加する機会を作ることを検討しています。小樽の歴史文化研究所総務部長の美濃進さんは「教育旅行で小樽を訪れる子たちが、同世代の高校生からガイドを受けることで、より小樽を身近に感じてもらえるのではないか」と話しています。
source:北海道新聞
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