「小樽の水」在庫限りで販売終了へ
2020年10月30日

15年の歴史に幕
「小樽の水」は、平成17年(2005年)11月に小樽市水道局が水道創設90周年を記念して、小樽の水道水の美味しさを再認識してもらうとともに、観光PRを目的として、企画製造販売を開始した水道水のボトルドウォーターです。
小樽の水道水は、水源となる朝里川が緑に囲まれた自然豊かな環境の中にあり、炭酸ガスや酸素が程よく溶け、ミネラルがバランスよく含まれていることなどから、とても口当たりが良よくおいしいと言われています。
その中で、ヤシガラ活性炭や加熱殺菌処理などにより塩素を取り除き、自然の美味しさを生かしたものがボトルドウォーターの「小樽の水」として販売されていました。
販売継続の難しさ
「小樽の水」は当初、小樽市内の浄水場で加工を行った水を岩内町の工場へ水を運びペットボトルへ詰め終えた後、再び小樽へと運んでいましたが、2年前に岩内町の業者が同事業から撤退したことにより、八雲町の業者を後任事業社として、ペットボトル詰を行っていました。
ところが輸送距離が倍以上に伸びてしまったため、輸送費などのコストもこれまで以上にかかるようになってしまい、このまま販売を続けると、赤字拡大となり経営に影響が出てしまうこともあり、現在の在庫を最後に販売の終了の決断となりました。
小樽市内では、自動販売機やコンビニエンスストア、観光地でも見かけていた「小樽の水」。
2020年10月1日現在で在庫は約1万本あるということでしたので、最後に飲みたい!と言う方は小樽市内での購入または小樽市水道局から直接購入をご検討ください。
Source:HTBニュース