余市、ウニ漁解禁で市場に出揃う
2021年6月9日

ウニ漁解禁
5月20日(木)余市町でウニ漁が解禁となり、翌21日(金)には余市郡漁業共同水産物卸売市場でウニの初競りが行われました。今ではウニの販売方法として目にする機会も増えた「塩水パックウニ」。一般的には殻剥きをしたウニの形が崩れないようミョウバンなどに漬けた後、板乗せなどで発送されますが、「塩水パックウニ」の発祥地とされている余市町では、漁業関係者がひとつひとつ丁寧に剥き、道内外各地に発送してます(塩水パックウニ全てにミョウバンが使用されていないわけではありません。)。
上質なウニの産地として有名な積丹のウニ漁時期は6月~8月とされていますが、余市では毎年5月20日から8月31日までをウニ漁の期間と定めているといいます。ウニが一番美味しいとされる時期(旬の時期)は産卵の2ヶ月前で、産卵をすると味が落ちるのだそうです。ウニの生息地域によって漁解禁の時期は異なります。
余市町の特産物
この時期、余市の海産物はナンバンエビ(甘エビ)やボタンエビも多く漁獲され、活きたまま市場に出荷の後、多くは道外に発送されています。さらに牡蠣の出荷開始時期とも重なっており、5月21日(木)から町内で取扱が始まり、いずれも大変美味しい時期となります。
これらの海産物については、鮭とばを始めとした水産加工品を含め「余市郡漁業協同組合」のWEB直売店よりネット注文をすることも可能です。
漁業だけではなく、果樹栽培や醸造も盛んな余市町は、これからイチゴやサクランボが旬となり、果物狩りを楽しむことが可能です。
Source:小樽経済新聞
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